その他の保険とは
【総合保険口座】
総合保険口座という新しいサービスが登場し、各保険会社が相次いで取り入れています。
総合保険口座とは、保険契約者の複数の契約を一つにまとめて、保険金額に応じて保険料が割引されたり、継続期間が長くなるほど配当の増える保険です。自分の解約はもちろんですが、家族の契約も含むものもあります。また、契約する保険金額に応じて、毎年キャッシュバックされるものもあります。
利益変動型積立終身保険のサービスに、銀行口座間での資金の移動があります。積立金を、生命保険と生命保険以外の金融商品との自由な資金移動を可能とするものです。これまでの生命保険にはないサービスです。
総合保険口座では、契約時に保険料を払っておけば、その後の生活の変化に応じて、口座内で自由に保障の見直しをすることが可能です。利益変動型積立終身保険で積立金を利用し、自由に保障の見直しができるのと同じです。総合保険口座と利益変動型終身保険は名称は異なりますが、実はどちらも共通の機能を有しています。
総合保険口座はあくまでサービスなので、保険の選択は、その保険の内容で選びましょう。
【生前給付型保険】
生命保険は、被保険者が死亡したときに保険金を支払われるのが基本ですが、生前給付型保険は、特定の疾病にかかったときなどに、被保険者に給付金が支払われる保険です。重度疾病タイプと末期疾病タイプがあります。
重度疾病タイプは、特定疾病保証保険とか3大疾病保証保険と呼ばれるもので、被保険者が、ガン・急性心筋梗塞・脳卒中になったときに死亡保険金と同額の給付金が被保険者に支払われます。給付金が支払われた時点で契約は消滅します。
保険金が支払われるのは、次のような場合です。
?悪質新生物(ガン) 被保険者が責任開始時以降に初めて悪性新生物にかかったと医師により診断または確定されたとき
?急性心筋梗塞 被保険者が責任開始時以降に急性心筋梗塞を発病して、その疾病によって初めて医師の診療を受けた日から60日以上労働の制限を必要とする状態が継続したと医師によって診断されたとき
?脳卒中 被保険者が責任開始時以降に脳卒中を発病してその疾病によって初めて医師の診療を受けた日から60日以上、言語障害、運動失調、麻痺などの複雑な神経学的後遺症の断続が医師によって診断されたとき
これらは入院の有無に関わらず、給付金がしはらわれます。
ガンにかかった場合はそれだけで給付金がしはらわれますが、急性心筋梗塞や脳卒中の場合は、「60日以上・・・と医師によって診断された」という条件を満たさなければ、給付金は支払われません。
この保険では、ガンの本人告知が行われていない場合や、本人が請求できない場合などを考慮して、指定代理請求制度ができるようになっています。この制度によって、被保険者の代理人としてあらかじめ指定された人は、本人に代わって給付金の請求ができます。
末期疾病タイプは被保険者が末期的状態にあって、余命が残りわずかであると診断されたときに、被保険者本人に生前給付金が支払われる保険です。リビングニーズ特約と呼ばれます。
リビングニーズ特約は、疾病原因に関わらず、被保険者の余命が6か月以内と診断されたとときに、死亡保険金の全部か一部が被保険者に支払われます。
死亡保険金の一部が支払われた場合は、指定保険金額と同額の死亡保険金が減額されて契約は断続しますが、特約は消滅します。死亡保険金の全部が支払われた場合は、契約は消滅します。
リビングニーズ特約の保険金が支払われることによって、人生最後のときを経済的な不安なしに過ごすことができます。医療費や生活費、交際費として幅広く活用できます。
【女性向け生命保険】
生命保険の種類には女性向けというものはありませんが、女性特有の病気の保障を行う保険が、各生命保険会社から販売されています。
女性が加入する保険で一番多いのが医療保険です。そこで、女性向けの生命保険として、女性特有の病気の保障を行う保険が販売されるようになりました。
結婚している女性の場合、医療保障については夫の生命保険に家族向けの医療特約をつけて行うことが多いようです。しかし、夫の生命保険に医療特約は妻が病気になった場合、給付額が夫の6割り程度になり、夫が死亡した場合は特約も解消されてしまいます。そこで、妻の医療保障について専用の医療保険が必要とされます。
女性向けの医療特約には、乳がんによる乳房切除手術と乳房再建手術、子宮摘出手術または卵巣摘出手術を受けたときなどに支払われます。
【こども保険】
こども保険は、子供の教育資金を計画的に準備するとともに、親が死亡したときの保障もあわせて行う保険です。名称は「学資保険」、「こども保険」、「教育保険」などさまざまです。
こども保険は、親などが契約者で、子供が被保険者となります。満期時に子供が生存していなければ満期保険金が支払われ、満期になる前に死亡した場合には払込保険料相当額の死亡給付金が支払われます。また、契約者である親が保険期間中に死亡したときは、それ以降の保険料の払込みは免除されますが、契約は断続し、満期時には満期保険金が支払われます。
こども保険に加入すれば、目標の時期に保険金額を確実に受取ることができます。保険の満期までの期間は18歳までと22歳までが多いようです。
最近は、祝い金や育英年金がついているものが主流です。
祝い金とは、幼稚園、小学校、中学校、高校に入学する時期に支給されます。祝い金はそのつど受取ることもできますが、受け取らずに据え置いた場合には利息がつくこともあります。
育英年金とは、保険期間中に契約者である親が死亡した場合に、その後の子供のために毎年一定額が支払われるものです。育英年金の額は、支払日のときの子供の年齢によって違います。
【共済】
生命保険と似ているもので共済というものがあります。共済は共に助け合う制度と言われ、同じ組織や同じ地域などある特定の区切りで構成された組織の会員同士の相互補助を目的に作られたものです。保険の考え方に極めて近いのですが、保険は保険会社が運営しているため営利を目的としているのに対し、共済は営利を目的としていないという特徴があります。このため事業を運営するコストを安く抑えられることができ、割安な保険料が期待できるという風に言われています。
共済は保険と同様に細かく分かれていて、医療共済、終身共済、養老生命共済、こども共済、年金共済、ガン共済、定期医療共済などで、生命保険会社が取り扱う保険とほぼ同様の保障が得られます。また自動車共済、火災共済など自動車保険会社や火災保険会社の取扱い分野の共済もありますから、カバー範囲はかなり広いと言えるでしょう。
ただ、共済には共済を行っている特定の組織に入らなくてはならないと言う一見すると煩わしい壁もあります。でも実はこれらの組織に加入するのはそんなに難しいことではないのです。組織によってことなりますが、数万円を払うことで会員になれる組織や、1000円出資すれば組合員になれるという組織までありかなりハードルは低いといえます。
いいことずくめのように見える共済ですが、短所ももちろんあります。それはやはり商品ラインナップやカスタマイズの選択の幅が保険会社に比べると狭いということでしょう。自分にぴったしのこういうプランがほしい!という場合には対応出来ない可能性がありますからそのような人には保険会社のサービスである生命保険をおすすめします。
